人工知能テクノロジー・スタートアップのシナモン、シリーズBラウンドの第三者割当増資及び融資により約15億円の資金調達を実施

人工知能テクノロジー・スタートアップのシナモン、シリーズBラウンドの第三者割当増資及び融資により約15億円の資金調達を実施

更新日:2019年1月30日

ホワイトカラーの生産性を抜本的に改善する社会の実現へ向けて人工知能プロダクトと組織体制を継続的に強化、海外展開も推進、株式会社シナモン

国内でも有数の人工知能(以下、「AI」)文書読み取りエンジンを持つ株式会社シナモンは、SBIインベストメント株式会社の運用するファンドおよびスパークス・グループ株式会社の運用する未来創生ファンド等を主要インベスターとする第三者割当増資及び株式会社三井住友銀行からの融資により総額約15億円の資金調達を完了しましたことをお知らせいたします。

株式会社シナモン 主要株主

資金調達の概要

この度、シリーズBラウンドとして、下記の投資家を対象に、2018年5月末に実施したファーストクローズを含めて第三者割当増資を完了いたしました。また、株式会社三井住友銀行からの融資も実施いたしました。今回の資金調達額は合計で約15億円になります。

資金調達の目的

シナモンは、ホワイトカラーの生産性を抜本的に改善する社会の実現へ向けて、この度の資金調達により以下の点を中心に強化いたします。
・高度な人材(特に海外における専門性の高いAI人材)の登用
・強固な株主体制を構築することで、シナモンの社会的な信用力の向上及びネットワークの強化を実現し、成長を加速
・AIプロダクトの基盤技術・ユーザーインターフェースの強化
・より高度な技術ときめ細かいサービスを提供するための組織体制強化(日本、ベトナム、及び台湾)
・海外市場への展開促進(米国)
・人工知能プロダクトの新領域開発(音声認識など)へのR&D投資

資金調達先一覧

◯FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合(無限責任組合員:SBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区六本木1-6-1、代表取締役:川島克哉))
〇SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合(無限責任組合員:SBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区六本木1-6-1、代表取締役:川島克哉))
◯FFGベンチャー投資事業有限責任組合第1号(無限責任組合員:株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ(本社:福岡県福岡市中央区大手門1-8-3、代表取締役:福田知))
◯伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区霞が関3-2-5、代表取締役社長:菊地哲)
◯Sony Innovation Fund
◯TIS株式会社(本店:東京都新宿区西新宿8-17-1、代表取締役社長:桑野徹)
◯未来創生2号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:スパークス・グループ株式会社(本社:東京都港区港南1-2-70、代表取締役社長:阿部修平))
◯野村ホールディングス株式会社(本店:東京都中央区日本橋1-9-1、代表執行役社長グループCEO:永井浩二)のコーポレート・ベンチャーキャピタルファンド(名称:野村インキュベーション投資事業有限責任組合)
◯住友商事株式会社(本社:東京都千代田区大手町2-3-2、代表取締役社長執行役員 CEO:兵頭誠之)
◯次世代企業成長支援1号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:SMBCベンチャーキャピタル株式会社(本社:東京都中央区八重洲1-3-4、代表取締役社長:石橋達史))
〇株式会社三井住友銀行(本店:東京都千代田区丸の内1-1-2、頭取CEO:髙島誠)
◯千本倖生 (株式会社レノバ 代表取締役会長)
◯石黒不二代 (ネットイヤーグループ株式会社 代表取締役社長兼CEO)
◯他

株主からのコメント

野村ホールディングス株式会社
「シナモン社には、野村ホールディングス主催のアクセラレータープログラム「VOYAGER」での採択をきっかけに、生産性向上に資するAIプロダクトをフルラインナップで開発、展開している点で魅力を感じました。ベトナムでの開発拠点にてAI領域における優秀な人材獲得と育成のスキームを確立している点に、更なる将来性を感じています。汎用的なエンジンでは達成できない、業務領域特化型の高精度なAIプロダクトを期待しています。」

住友商事株式会社
「住友商事では、スタートアップ企業と自グループのビジネス資産を掛け合わせることによりス
タートアップ企業の早期事業化及び成長を支援するとともに、当社グループのデジタルトランス
フォーメーション(DX)を推進しております。今回、シナモン社の優秀なAIエンジニアを抱える組織体制及び、それを源泉とする製品の技術優位性を高く評価させていただきました。シナモン社とともに当社グループのDXをさらに加速し、次世代新規ビジネスの創出を図ります。」

今後の展望

今後シナモンは、「ホワイトカラーの生産性向上」をテーマに、AIプラットフォームとしてのさらなる基盤を築き、業務改善を推進する様々なプロダクトの開発に取り組みます。また、パートナー企業との協業を推進し、顧客ごとのリクエストに応じて精度を向上させるパッケージを拡販していきます。また、日本国内市場だけに留まらず、海外展開も継続的に推進してまいります。

株式会社シナモン 会社概要

社 名:株式会社シナモン
URL: http://www.cinnamon.is
所在地:東京都港区東麻布一丁目9番16号 MTP東麻布ビル 6階
設 立:2016年10月
代表者:代表取締役CEO 平野未来

事業内容:人工知能プロダクト事業、人工知能コンサルティング事業

シナモンは、人間のように文書を読み取るAI OCRの「Flax Scanner(フラックス・スキャナー)」を中心に、独自開発の人工知能のエンジン提供を行っており、多数の国内大手企業への提供実績を有しています。また、人工知能研究所をベトナムに構え、大量のAI技術者の獲得に成功しています。2017年4月における「Flax Scanner」の導入以来、200社以上の商談実績を持ち、AI OCR領域において国内でトップクラスの技術を提供してまいりました。
また、人工知能チャットボット「Scuro Bot(スクロ・ボット)」、レコメンデーションエンジン「
Lapis Engine(ラピス・エンジン)」を通して、問い合わせ対応や面接時間の設定、人材系企業における内定率や賃貸物件の契約率を高めるマッチングアルゴリズムなどを提供しております。
さらに、直近では、特化型音声認識技術「Rossa Voice(ロッサ・ボイス)」の開発にプレローンチを行い、実証実験を開始しております。

主力プロダクト「Flax Scanner(フラックス・スキャナー)」の概要

日常で使われているビジネス文書はほとんどが非構造的であるため、業務システムに取り込むために人の力が必要となっており、ホワイトカラーの業務に多くの無駄が発生しています。シナモンでは、人工知能文書読み取りエンジンを活用し、ホワイトカラーの業務を抜本的に改革いたします。対象となる文書は、PDF、Wordファイル、印字・手書きなどの紙文書など様々な文書に対応が可能です。現在は、金融・保険業界をはじめとした、多数の大手企業様へエンジン提供をしております。

特徴

様々なビジネス文書をAIが理解し、データベースに取り込めるようにすることで、ホワイトカラーの業務効率を抜本的に改善。
1) フォーマットが不特定でも読み込み可能
2) 手書き文字の読み込み精度が研究データで99.2%、実データで95-98% と高精度
3) 独自データベースの構築により、読み取りデータを自動補正
4) オンプレミス・クラウドともに対応可能で、顧客のセキュリティポリシーに応じた構築が可能

お問い合わせ先

担当者 : LêHoàngDiệuLinh
Tel : +84916601819
Email : maru@cinnamon.is

Facebookページで最新情報をチェック

この記事へのコメントをどうぞ




ベトナム不動産情報 [AD]

ベトナム関連プレスリリース新着記事一覧

ベトナム関連プレスリリースの記事一覧を見る

アクセスランキング