[2013/7/18]海に浮かぶかご舟
更新日:2013年6月18日 / ライター: ayako
クァンガイ省の海の沖で見かけた、ベトナムのかご舟、トゥエントゥンthuyền thúngです。直径1.5mほどの大きさの丸かごで、ひとり乗りかつ、もちろんエンジンなどもないので、棒1本でひたすら漕ぎます。
こちらのかご舟、特にベトナム中部の海岸でよく見かけますが、はじめてこんな沖で見かけました。遠くとおくに岸が見えますが、かなり沖です。ひとりで小さなかご舟を漕ぎながら、海に浮かんでいました。
このかご舟、竹を編んでつくられたもので、防水のために、表面全体を、牛糞を混ぜたもので塗り固めています。ときどき海岸でこれを塗り固めているところを見かけます。
古くからあるこのかご舟も、いつまでも残って欲しい、ベトナムの文化です。
ライター情報
ayako
元ベトナム考古学徒。研究のかたわらベトナムフェスティバルやベトナム検定公式テキストやたんぽぽカフェ@ダナンに携わったのち、2013年1月からホーチミン在住です。