ベトナム・ホーチミン市で開催 「新風よ吹け! 日本映画とアニメーション 2013」のお知らせ

ベトナム・ホーチミン市で開催 「新風よ吹け! 日本映画とアニメーション 2013」のお知らせ

更新日:2013年11月8日

平成25年度アジアにおける日本映画特集上映事業
ベトナム・ホーチミン市で開催「新風よ吹け! 日本映画とアニメーション 2013」のお知らせ

新風よ吹け! 日本映画とアニメーション2013

一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル(JAPIC)は、文化庁の委託を受け、2013年11月15日から11月21日までの7日間、ベトナムのホーチミン市で「新風よ吹け! 日本映画とアニメーション 2013」(文化庁主催、在ホーチミン日本国総領事館共催)を開催いたします。この事業は、2004年より続く文化庁委託事業「アジアにおける日本映画特集上映事業」として実施され、ベトナムにおける日本文化への理解や親しみの深化を図るとともに、映画・アニメーションの分野における若手を中心とした人材交流、人材育成を目的とします。
通算10回目となる本年度は、日本ベトナム友好年(日本ベトナム外交関係樹立40周年)にあたり、本事業はそれを記念する事業として開催されます。長編12作品、短編17作品、合計29作品を15プログラムで構成し、新作を中心とした多彩なプログラムによって、ホーチミン市においてはかつてない規模で日本の映画とアニメーションの現在を紹介いたします。
オープニング作品は、1990 年代にベトナムでテレビ放映されるや爆発的な人気を博し、その後「家政婦」や「お手伝いさん」を意味するベトナム語となった『おしん』に決まりました。
一般プログラムでは、ホーチミン市未公開の日本映画の最新作、近年の内外の映画祭等で高く評価された作品、注目作、異色作をラインナップしています。実写プログラムでは、第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞の『おくりびと』をはじめ、『Railways〜愛を伝えられない大人たちへ〜』、『モテキ』、『旅立ちの島唄〜十五の春〜』、『だいじょうぶ3組』、『箱入り息子の恋』など長編劇映画6作品に加えて、文化庁が2006年より事業展開している「若手映画作家育成プロジェクト」からの選抜プログラム「新しい才能の発掘:ndjc 傑作選」の3作品、アニメーション・プログラムでは、2011 年にハノイにおける本事業で紹介した『カラフル』と『マイマイ新子と千年の魔法』のほか、『おおかみこどもの雨と雪』、『虹色ほたる〜永遠の夏休み〜』、『ももへの手紙』など長編アニメーション映画5作品、プログラム「挑戦するアニメ! 驚きの表現力」の中で中短編の『ハーバーテイル』と『言の葉の庭』、またプログラム「注目の若手短編アニメーション作家」では大山慶、加藤久仁生、水江未来、和田淳の短編12作品を上映し、多層的に日本の映像文化を紹介します。
なお、作品の上映のほか、交流プログラムとして、11月19日には「新しい才能の発掘:ndjc傑作選」で上映する日本の若手映画作家と、短編映画で国際的評価も得ているベトナムの若手映画作家による意見交換会「日本ベトナム若手映画作家交流会」を非公開で、11月21日には『ハーバーテイル』の監督、伊藤有壱氏によるセミナー「ネオクラフトアニメーション制作の実際~『ハーバーテイル』をめぐって」を一般公開で開催する予定です。

開催概要

事業名 : 平成25年度アジアにおける日本映画特集上映事業
行事名 : 新風よ吹け! 日本映画とアニメーション 2013
会期 : 2013年11月15日(金)~11月21日(木)
会場 : BHD スターシネプレックス ICON68(ホーチミン市1区ビテクスコ・フィナンシャルタワー3階&4階)
内容 : 映画・アニメーション上映、セミナー、意見交換会主催 : 文化庁
共催 : 在ホーチミン日本国総領事館、一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル
後援 : ホーチミン市各国友好協会連合、ホーチミン市越日友好協会
開催パートナー : BHD スターシネプレックス ICON68
協力 : ホーチミン市映画演劇大学、国際交流基金ベトナム日本文化交流センター、日本アニメーション協会、一般社団法人日本映画製作者連盟、一般社団法人日本動画協会、公益財団法人ユニジャパン

上映プログラム(全15プログラム)

実写作品

1. オープニング作品
『おしん』 冨樫森監督(2013/109 分)
2. 『おくりびと』 滝田洋二郎監督(2008/131 分)
3. 『モテキ』 大根仁監督(2011/118 分)
4. 『Railways〜愛を伝えられない大人たちへ〜』 蔵方政俊監督(2011/123 分)
5. 『だいじょうぶ 3 組』 廣木隆一監督(2013/118 分)
6. 『旅立ちの島唄 〜十五の春〜』 吉田康弘監督(2013/114 分)
7. 『箱入り息子の恋』 市井昌秀監督(2013/117 分)
8. <新しい才能の発掘:ndjc 傑作選> 87 分
『んで、全部、海さ流した。』 庄司輝秋監督(2013/30 分)
『プリンの味』 畑中大輔監督(2013/30 分)
『逆転のシンデレラ』 藤村享平監督(2011/27 分)

アニメーション作品

1. 『マイマイ新子と千年の魔法』 片渕須直監督(2009/95 分)
2. 『カラフル』 原恵一監督(2010/126 分)
3. 『ももへの手紙』 沖浦啓之監督(2012/120 分)
4. 『虹色ほたる〜永遠の夏休み〜』 宇田鋼之介監督(2012/105 分)
5. 『おおかみこどもの雨と雪』 細田守監督(2012/117 分)
6. <挑戦するアニメ! 驚きの表現力> 64 分
『ハーバーテイル』 伊藤有壱監督(2012/18 分)
『言の葉の庭』 新海誠監督(2013/46 分)
7. <注目の若手短編アニメーション作家> 82 分
『診察室』 大山慶監督(2005/9 分)
『ゆきちゃん』 大山慶監督(2006/6 分)
『放課後(パイロットバージョン)』 大山慶監督(2008/3 分)
『或る旅人の日記〜赤い実〜』 加藤久仁生監督(2004/7 分)
『つみきのいえ』 加藤久仁生監督(2008/12 分)
『情景』 加藤久仁生監督(2012-2013/8 分)
『METROPOLIS』 水江未来監督(2009/5 分)
『MODERN』 水江未来監督(2010/7 分)
『MODERN No.2』 水江未来監督(2011/4 分)『わからないブタ』 和田淳監督(2010/10 分)
『春のしくみ』 和田淳監督(2010/4 分)
『グレートラビット』 和田淳監督(2012/7 分)

交流プログラム

(1)セミナー 「ネオクラフトアニメーション制作の実際~『ハーバーテイル』をめぐって」

講演者 : 伊藤有壱氏(アニメーション作家、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授、スタジオ I.TOON 代表取締役)
日時 : 2013年11月21日(木) 9時~11時(予定)
会場 : ホーチミン市映画演劇大学構内(ホーチミン市1 区コンクイン通り)
内容 : 『ハーバーテイル』は粘土、人形などの立体物を撮影したストップモーション(コマ撮り)アニメーションに、現実や空想の港街の風景を最新のデジタルワークで紡ぎあわせた、まったく新しい形のアニメーション映画である。これはアニメーションディレクター 伊藤有壱氏が、20年以上に及ぶ自らのVFX、CG映像制作の経験を活かし、スタッフとともに技術的挑戦と実験を積み重ねて開発した、かつてない新時代の映像スタイルだ。プリミティブな感覚を呼び覚ますコマ撮りから最新デジタル映像技術まで、映像の歴史の中で磨かれてきた技術のすべてを融合させたこのスタイルを、伊藤氏は“ネオクラフトアニメーション”と提唱している。本セミナーでは、この“ネオクラフトアニメーション”の魅力に溢れ、スロバキアのブラティスラヴァ・アニメーション・ビエンナーレ(審査員特別賞受賞)をはじめ、世界各地の多くの映画祭で上映されている『ハーバーテイル』がどのようにして制作されたか、豊富な映像を駆使して、伊藤氏自らが語る。

(2)意見交換会 「日本ベトナム若手映画作家交流会」(非公開)

出席者 : 庄司輝秋氏(『んで、全部、海さ流した。』監督)、畑中大輔氏(『プリンの味』監督)、以上日本側。
ファン・ザー・ニャット・リン氏(『死んだ犬』監督/アメリカ映画科学芸術アカデミー「ベトナムからの
新しい声」プログラム選出)、チャン・ズン・タン・フイ氏(『16:30』監督/ベトナム映画祭優秀短編映画賞「金の凧」賞受賞、全国学生映画祭「銀の蜂」賞受賞)、以上ベトナム側。
日時 : 2013年11月19日(火) 17時30分~19時(予定)
会場 : 1960プレジデンシャルクラブ(ホーチミン市1 区セイリングタワー22階)
内容 : 「新しい才能の発掘:ndjc 傑作選」で上映する日本側の若手の映画作家2名と、将来が嘱望されるベトナムの若手映画作家2名とで意見交換を行なう。それぞれが活動する環境、両国の映画製作状況、今後の展望などを話し合うことで、相互に刺激し合うことを目指し、将来的にも継続する友好関係の礎を築く。

プレスリリース転載元

文化庁 : http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/h25_nihon_eiga_131029.pdf
JAPIC : http://japic.jp/?p=1197

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