ホーチミン在住日本人看護師コラム⑦~紫外線から皮膚を守り、美肌になるコツ

ホーチミン在住日本人看護師コラム⑦~紫外線から皮膚を守り、美肌になるコツ

更新日:2016年7月29日 / ライター: Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

ベトナムでは、1年中日差しが強く、紫外線が多く降り注がれています。知らず知らずのうちに紫外線を浴び、シミ・しわ・たるみの原因を作っているということになります。今回は、日々の生活の中でできる紫外線対策と美肌の作り方についてお話します。

紫外線から皮膚を守り、美肌になるコツ

紫外線から皮膚を守り、美肌になるコツ

 紫外線ってどんなもの?

紫外線には大きく分けて「UV-A波」「UV-B波」があります。(「C波」もあるのですが、これは上空で吸収されてしまうので肌に届く事はありません。)

シワやシミの元になるUV-A

「UV-A」は「生活紫外線」と呼ばれています。洗濯物干し、通勤、通学、散歩など、普段の生活の中で自然に浴びている紫外線です。これが実は肌の内部に最も深く影響するのです。お肌の奥の真皮内に入り込み肌を乾燥させ、肌内部のメラニンを余分に生成させて蓄積し、お肌のハリや弾力に必要なコラーゲンやエラスチンを破壊し、シミ・しわ・たるみの大きな原因になります。

大きなトラブルを急激に呼び込むUV-B

「UV-B」は海水浴、ゴルフ、テニスなどのレジャーで大量に紫外線を浴びることにより大きな肌トラブルを引き起こす原因になる紫外線です。急激に浴びた紫外線により、水ぶくれや大きな肌の乾燥を呼び込み、蓄積してシミや皮膚ガンの原因を作ります。

UV-Bは主に表皮内に影響を与えます。表皮細胞の生まれ変わりのサイクルを早めて角質を厚くするなど角化異常を招いたり、メラノサイトを活性化させてシミを生み出したりします。こういった影響はすべて、光老化と呼ばれる現象。この光老化こそが肌の老化、エイジングを進めてしまい、肌年齢を加速させる引き金になります。これが紫外線が美肌の大敵といわれる理由です。

シミ・しわ・たるみにとどまらない紫外線の影響

紫外線がお肌におよぼす害として広く認識されているシミ・しわ・たるみ。でも、上記のように紫外線が引き起こす影響やダメージはそれだけではないのです。

紫外線は、活性酸素を発生させたり、皮膚の免疫力を低下させるなど、さまざまなトラブルも誘発します。紫外線は顔だけに降り注ぐわけではないので、頭皮が傷つけば抜け毛を招いたり、目のひとみが傷つけば白内障の原因になることもあるのです。

紫外線から皮膚を守る方法

紫外線から皮膚を守る方法は、なんといっても日焼け止めです。日焼け止めの効果は3時間!朝塗ったから良いというわけではありません。暑いベトナムですから、汗をかくことも多いですよね、そのような時は必ず日焼け止めを塗りなおしてください。こまめに、こまめに。ゴシゴシ塗るのではなく、皮膚に優しく塗るようにしてください。日焼け止めの塗り残しで多いのが、鼻柱。こちらも忘れずに塗ってください。

紫外線から皮膚を守る方法

紫外線から皮膚を守る方法

日傘、サングラス、UVカット衣類こちらも併用してお使いください。UVカットの物を選ぶときは、真っ白の無地の物より、色がついたもの、柄が入っている物の方が紫外線を通しずらいので、柄物をお選びください。バイクに乗るときのマスクの選択も同様です。

日焼け止めの選び方

日焼け止め、どうやって選んだらいいの?

日焼け止め、どうやって選んだらいいの?

では、日焼け止め、たくさんあるけど、どれを選んだらいいの?

日焼け止めを選ぶ時、紫外線吸収剤が含まれているかを確認していますか?敏感肌にもおすすめの紫外線吸収剤不使用の日焼け止めが良いです。

紫外線吸収剤とは、その名の通り、紫外線を吸収する成分のことを指します。そのため、紫外線吸収剤はキケンなのでは?と危険性を心配する人も多いようです。実際には化学反応によって紫外線が変化するため、危険性はないと言われています。しかし、化学反応で放出される熱などが肌の負担になり、紫外線吸収剤が含まれる日焼け止めを使うと肌荒れを起こす人もいます。

また、日焼け止めには紫外線吸収剤の他に、紫外線散乱剤を含むものもあります。

紫外線散乱剤は吸収ではなく、紫外線を跳ね返す成分です。紫外線吸収剤に比べると肌への刺激は少ないというメリットはありますが、一方で白浮きしたり、汗に弱かったりというデメリットもあります。メリット・デメリットを考慮し、活用シーンによって使い分けるなどの使用方法がおすすめです。

次に紫外線は完全に防ぐことはできませんので、自分の皮膚を強くすることも重要です。皮膚の乾燥は、シミ・しわ・たるみの原因にもなります。ですので十分な保湿が必要なのです。

無敵な皮膚を作る方法

自分の肌を強くする方法をご紹介します。

1.絶対に洗いすぎないこと。皮脂は肌を守る!

TゾーンとTゾーン以外を区別して洗います。

Tゾーンは皮脂が多いので、石鹸をつけて洗う。Tゾーン以外の目の周り、頬、口の周りは皮脂が少ないので、水洗いのみでOK!

Tゾーンの皮脂は、洗顔後3時間で戻ってきますが、Tゾーン以外は48時間皮脂が戻ってこないのです。ということは、皮膚が弱いということになります。

2.徹底的に保湿

保湿なくして美肌は語れません。日焼けのあとは特に。洗顔後、すぐに保湿。化粧水→保湿液です。エアコンが効いた部屋は乾燥しています。乾燥注意です。

3.紫外線対策

UVクリームの効果は3時間です。朝だけぬっていては足りません。3時間を目安に塗りましょう。雨の日も気を抜かず、塗ってください。鼻(鼻柱)耳は塗り忘れが多いです。

4.食事

食事もお肌に影響します

食事もお肌に影響します

  • 朝食べるとしみになりやすい食品
    ・・・日本そば、野沢菜、キウイ、パセリ、キュウリ
  • 皮膚が丈夫になる食品
    ・・・ビタミンH(ビオチン)ビオチンは、肌に良い影響を与える成分として知られていて、コラーゲン生成を助ける作用や頭皮の血行促進など様々な作用があります。
    ビオチンは、牛・豚・鶏のレバー、魚類、卵などに多く含まれています。厚生労働省が定める一日の摂取量は男女どちらも50.0μgで、通常の食事で十分に補うことができるそうです。
    食材に入っているビオチン量の例を紹介します。

    • 卵黄 65.0μg
    • 全卵 25.0μg
    • 納豆 18.2μg
    • 大豆 11.1μg
    • あさり 22.7μg
    • ししゃも 17.9μg
    • たらこ 17.6μg
    • 真イワシ 17.1μg
    • うなぎ(蒲焼) 10.4μg
    • 真ガレイ 23.9μg
    • バターピーナッツ 95.6μg
    • ヘーゼルナッツ(フライ) 81.8μg
    • アーモンド(フライ) 61.6μg
    • 干し海苔 41.1μg
    • 焼き海苔 46.9μg
    • 鶏レバー 232.4μg
    • 豚レバー 79.6μg
    • 牛レバー 76.1μg
    • 濃口醤油 12.3μg
    • 黒砂糖 33.6μg
    • 干しヒジキ 16.4μg

肌の沈静を目的としたスキンケアや、傷ついた肌の角質層に必要な成分で保護するスキンケア、体内からは肌の再生・新陳代謝に必要な栄養素を摂取すること、発生した活性酸素を消去することが重要なのです。

美容のためだけではなく体の健康のためにも、日頃から紫外線対策を意識した生活を心がけましょう。
筆者が勤務するホアンカン医療センターでは医療相談を行っております。無料医療相談から予防接種、血液ガン診断など、日本人看護師が対応いたします。いつでもお気軽にお問い合わせください。

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ライター情報

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

1965年生まれ山梨県出身。幼少のころに全身やけどを負い入院。3度の形成手術を行い入院経験から看護師を目指す。日本大学医学部付属看護専門学校卒業後、大学病院、市立病院、法人病院勤務。その後、ジョインハンズコン株式会社を立ち上げ、コンサルタントとして独立。2015年からベトナムホーチミンのHoang Khang Medical Cliniにて日本人窓口の立ち上げと運営、看護師教育、看護大学での講師を行っている。

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