ホーチミン在住日本人看護師コラム④~え、これが予防?歯磨き、腹巻、足首マッサージ

ホーチミン在住日本人看護師コラム④~え、これが予防?歯磨き、腹巻、足首マッサージ

更新日:2016年7月1日 / ライター: Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

健康でいること!それが暑いベトナムでの生活を充実させるキーポイントになりますね。

病気の予防、健康維持の為に行ったほうが良いこと「歯磨き」「腹巻」「足首マッサージ」についてお伝えします。すぐにできることばかりですので、日常生活に取り入れてくださったら嬉しいです。

まずは「歯磨き」から!

口の中の状態をよくしておくことは、病気の予防になると言われています。それはなぜなのでしょうか?

歯磨きで病気の予防

歯磨きで病気の予防を。

歯周病から引き起こされる病気の例

口の中には、虫歯菌のほか、雑菌が多く、空中に存在するウィルスも滞在しています。口の中は、適度な湿度と湿気があるので、ウィルスが増殖するのにはうってつけなのです。うがいをすることで雑菌の除去ができます。

しかし、歯についた雑菌はうがいだけでは除去することができません。ですので、歯磨きが必要になります。歯石についた雑菌は歯槽膿漏の原因にもなります。歯周病(歯槽膿漏)は、成人の約8割以上がかかっている病気です。あなたは大丈夫ですか?

歯槽膿漏になると、歯周ポケットから歯肉の中に細菌が入り込み、歯肉の毛細血管から大きな血管へ、そして循環で心臓に送られ、全身に回ることになります。歯周病菌が心臓の弁に付着するとそこで細菌の増殖が始まります。

その後、心臓内の血流に渦が生じ、よどんだ血液は固まり(血栓)をつくります。血栓が全身に飛んで脳の血管を詰まらせると脳梗塞が、心臓を養う血管を詰まらせると心筋梗塞が起こり重篤な後遺症を引き起こすことがあります。

糖尿病とも関係している歯周病

歯周病は、糖尿病とも深いつながりがあります。

歯周病により産生された炎症物質(サイトカイン)がインスリンの働きを抑制するため、糖尿病が悪化しますが、歯周病を治療することにより、血糖のコントロールが改善することがあります。 逆に糖尿病が歯周病を重症化させることはよく知られています。

糖尿病は血管や神経を障害する病気であり、糖尿病により毛細血管がもろくなると歯周病の細菌に対する防御力が低下し、細菌感染を受けやすい状態となり、ますます歯周病は悪化するわけです。

歯磨きをしっかり行うことで、歯周病を防ぎ病気の予防につながります。

特に寝る前の歯磨きは重要です。夜寝てから朝起きるまで、8時間程度あるとして、次の日に歯を磨くまでには口内の雑菌が数十~数百倍になると言われているからです。意識して磨く事をお勧めします。

次に「腹巻」!

このベトナムで腹巻?と思われる方も多いかと思います。

暑いベトナムだから、室内もタクシーも、お店も、クーラーがガンガンにかかっていますよね。寒いと感じたことはありませんか?知らず知らずのうちに体が冷えているのです。

自分のからだを触ってみてください。冷たい所はありませんか?私は、どこもかしこも冷めたかったのです。からだが冷たいということは、内臓も冷えているということです。

体の冷えは大敵

内臓が冷えると血液の流れが悪くなり、内臓の機能が低下します。腎臓が冷えると膀胱炎になったり、胃腸が冷えると便秘や下痢、胃に異常がないのに胃もたれなどが起きる「機能性胃腸障害」を起こしたりすることがあります。さらに、免疫反応が過剰になり、アレルギーや花粉症の症状が強くなることがあります。

加えて、内臓が冷えると基礎代謝が下がるので、ダイエットしにくくなります。

女性では血液の流れが悪くなり、女性にとって大切な子宮や卵巣の機能も低下するので、生理不順になったり、生理痛が重くなったり、妊娠しにくくなると言われています。

冷えは、お肌にとっても大敵!腸が冷えると腸の働きが低下し、腸内に悪玉菌が増えます。腸内の環境とお肌は関係しているので、腸内の環境が悪いとニキビや吹き出ができるなど肌荒れの原因になります。また、血行が悪くなるとシミや目の下のクマができることもあります。

状態チェック

以下のような状態、あなたは当てはまりませんか?

  • お腹に触ると冷たい
  • お腹を壊しやすく、便秘や下痢になりやすい
  • 平熱が低い(10分間脇の下に体温計を挟んで36度3分以下)
  • 疲れやすく風邪をひきやすい
  • お風呂はいつも湯船に浸からずシャワーで済ます
  • 低血圧

当てはまった方、要注意ですね。このような状態の方に、おすすめの方法をお教えします。

内臓を温める方法

簡単に内臓を温める方法。それは、「腹巻」です!最近の腹巻は薄手でオシャレ。機能性も上がっていますし、技術力が高い日本製はすぐれものが多い。

腹巻は冷えを防ぐのに最適

腹巻は冷えを防ぐのに最適

私はベトナムに来て、お友達から紹介していただいた(お友達は海外生活が長いのですが、どの国に行っても常に腹巻愛用者です)腹巻を購入し、常に愛用しています。腹巻使用前と使用後では、明らかにお腹の冷え方が違います。お腹を触っても温かいのです!ぜひ試してみてください。

もちろん腹巻だけに頼っているわけではありません。食べものや飲み物にも気をつけるようにしましょう。

最後に「足首ストレッチ」!

足首マッサージ?足裏じゃないの?と思われる方もいらっしゃると思います。もちろん、足裏は第2の心臓ともいわれ、マッサージすると効果的ではあります。ですが、今回ここでお伝えしたいのが、「足首」なのです。

代謝の要「足首」

実は、足首は「代謝の要」と言われています。足首の硬い人は、骨盤の動きも悪く、血液の流れが滞ったり、代謝が下がり体重が増えてしまうこともあります。場所は離れていますが、足首と骨盤はもともと体の構造上連動していて、生殖器にも影響を与えているとも言われているのです。女性の場合、足首の硬さは「子宮の硬さ」です。これは大問題ですね。

足は筋肉が多い部位です。足首を回すと多くの筋肉が一度に動くので、血液の流れも代謝も良くなり、骨盤内にも血液が巡り、栄養が全身に行きわたるようになります。

足首の硬さチェック

両足をそろえて立ち、その状態でしゃがんで膝を抱えてみる。しゃがんだ姿勢をキープするのが難しい人、しゃがもうとした時にひっくり返ってしまった人は、足首がかなり硬くなっています。私も例外なく硬かったです。

では、どのようにしたら足首が柔らかくなるのでしょうか。

足首ストレッチのやり方

  1. 座って片方の足首を太ももの上に上げて、上げた方の足首を手で持って、ぐるぐると内側に、外側に回す。
  2. 階段や段差のある場所の上に立ち、片足のかかとを後方へずらします。片足のかかとが台からはみ出た状態にします。
    そこから、背中と膝は伸ばしたまま、背伸びをした後にかかとを床に近づけます。
    家の中でも外出先でもちょっとした段差があるところでできますので、どこでも気軽にストレッチができます。自然呼吸で1回20秒間、1日3回以上行うと効果があります。

    段差を使った足首ストレッチ

    段差を使った足首ストレッチ

  3. 壁を使って足首を伸ばす方法。壁に両手を添えて、足を前後に大きく開きます。後ろ足のかかとを床にゆっくりと近づけます。ふくらはぎからアキレス腱がジワッと伸びてくるのが分かります。
    横から見ると、身体が一直線になります。背中、膝を伸ばして行います。こちらも、自然呼吸で1回20秒間、1日3回以上行うと効果があります。

足首を柔らかくするだけで、全身の血液の流れやリンパの流れが良くなります。代謝がアップ、ヒップアップにも効果あり!です。

「歯磨き」も「腹巻」も「足首ストレッチ」も簡単にできますので、日常の生活の中で取り入れてみてください。
病気を予防して、楽しいベトナムライフを送りましょう!

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ライター情報

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

1965年生まれ山梨県出身。幼少のころに全身やけどを負い入院。3度の形成手術を行い入院経験から看護師を目指す。日本大学医学部付属看護専門学校卒業後、大学病院、市立病院、法人病院勤務。その後、ジョインハンズコン株式会社を立ち上げ、コンサルタントとして独立。2015年からベトナムホーチミンのHoang Khang Medical Cliniにて日本人窓口の立ち上げと運営、看護師教育、看護大学での講師を行っている。

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