ホーチミン在住日本人看護師コラム~②からだの声を聴く、自宅でできる健康度チェック~

ホーチミン在住日本人看護師コラム~②からだの声を聴く、自宅でできる健康度チェック~

暑いベトナム、環境、生活の違いに戸惑ったり、伝えたいのに伝わらない、最近疲れやすい、前はこんな事なかったのに…と、人それぞれ今まで感じることがなかった体験をすることも多いと思います。特に体調の変化は心配ですよね。毎日忙しく、お仕事や家事、育児を行い、自分と向き合う時間もないのが現状ではないでしょうか?

ここベトナムで自分のからだを知り、健康でいられるように対応していく事はとても重要なことです。病気にならないための工夫が必要ですね。今回は、自分のからだを知るヒントとその対応についてお話します。

からだの声を聴く?からだの声って?

「からだの声」なん今まで聞いたことがない言葉かもしれません。
からだはいろいろな情報を発信しています。それをキャッチすることが重要なのです。では一体、からだはどのような情報を発信しているのでしょうか。

例えば、「痛み」「かゆみ」「腫れ」「せき」「ねつ」「張り感」などがそれにあたります。
いつも肩が痛い、頭が痛いなど自覚していることが多ですよね。からだに不調が現れた時、あなたはどう対処しますか?

からだの声をきいていますか?

からだの声をきいていますか?

「とりあえず薬!」。痛みがあるときは「痛み止」、かゆいときには「かゆみ止め」、腫れている時は「シップ」など、自覚している症状に対して何らかの対処をしますよね。病院に行こうかな、とも考えるかもしれません。辛い症状を和らげるには良いかもしれません。

でも、対処をする前にちょっと待ってください。 自分のからだに聴いてみてください「どうして、こんな症状が出たの?」と。

  • 食事はどうだった?→飲みすぎ、暴飲暴食、塩分摂りすぎしていなかった?
  • 睡眠は?クーラーかけっぱなしで寝なった?徹夜しなかった?睡眠時間は?
  • 無理な運動しなかった?からだ動かしている?デスクワークばかりで動いていない?
  • なにか対処できない精神的に辛いことがあった?ストレス感じていた?

などなど、いろいろからだに聴いてみると「あっ!」 と思い当たることがあると思います。その思い当たることを意識することが大切なのです。

体のどこかが辛くなったとき、辛い部分が悪い部分だと考えるかもしれませんが、他の部分に原因があることも多いのです。内臓が疲れていると腰や背中が痛くなったり、骨格のゆがみが原因だったりもします。自分で痛みを自覚している所ではない事が原因かもしれません。

からだは、メッセージを発信していますので、その声に耳を傾け「あっ!」と思い当たったことから生活を改善していってほしいのです。

私も看護師という職業柄、仕事量が多く目の前の問題が山積していたりすると、ついついその場しのぎの投薬で抑えて、精神力で頑張ってしまうことがありました。これを続けているとからだの声が聞けなくなり、対処ができなくなり病気になったりします。

からだの声を聴けるようになると、自分のからだの情報をキャッチできるので、自分の生活(食事・睡眠・精神状況・環境など)を見直すきっかけにもなるので、自然とからだをいたわるようになります。病気にならないための「予防」ができるわけです。

自分でできる簡単な健康チェック!

からだの声を聴くとともに、健康チェックしてほしいことがあります。

健康チェック

健康チェック!

1.毎朝、自分のからだを触る

起きたら自分のからだを触ってみてください。頭の先から足の先まで触れる範囲を触ってください。どこか冷たい所はありませんか?私は、足の冷えは自覚していましたが、お腹、太もも、お尻、背中、どこを触っても冷たかったのです。特におなかやお尻は群を抜いて冷えていました。
からだを触って「冷たい」ということは、その下にある内臓などの臓器が冷えているということです。臓器は冷えていて良いことは一つもありません。

2.体温測定

体温も朝測定してほしいです。毎朝でなくても大丈夫。時々でよいので自分の体温がどれくらいか知ってほしいのです。
体温が低いと病気になりやすくなります。体温が1℃下がると免疫力は30%低下します。理想的には体温を36.5℃以上を保つようにしてください。体内の酵素が最も活性化され働いてくれる温度なので、自己免疫力が上がり、自己治癒力も向上します。

体温が下がったら

体温が下がったら

それでは実際、からだを温めるにはどうしたら良いのでしょうか?

からだを温めて体温を上げるには?

からだを温める、体温を上げるコツとしては、以下のようなものがあります。

1.からだを冷やさない

暑いベトナムですからついついクーラーをかけっぱなしにしたりしてしまいますね。タクシーやレストラン、オフィスなどなど。知らず知らずのうちにからだは冷えていきます。これを防ぐためには、

  • 女性でしたらスカーフを一枚持ち、首筋や足元にかけ、冷えないように注意していきましょう。
  • 欠かせないグッズとして、腹巻とレッグウォーマー(足首からひざ上までのもの)を推奨します。「ベトナムで腹巻?」と思わず、腹巻(かっこよく言うと、ボディーウォーマー)で内臓を温めます。レッグウォーマーで、免疫機能を高める足を温めます。これだけでかなりの改善がみられると思います。レッグウォーマーは寝るときだけでもOKです。
  • 寝るときには、直接の風はからだをひやしますから寝室のエアコンを切り、隣の部屋のエアコンをつけ、直接エアコンの風が当たらないようにします。

2.冷たいものや甘いものをあまり食べないようにする

暑いベトナムですから、ついつい冷たいものをとってしまいがちです。時には温かい飲み物を意識してとってください。甘いもの、糖分は体を冷やす作用があるので、量を少し控えめにしてください。

3.ビタミン・ミネラルの補給をする

なにもしない状態でも1日に0.5リットルくらいの汗をかいているのです。暑いベトナムではもっと汗をかいているでしょう。

汗にはミネラル(ナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウムなど)が含まれるので、知らず知らずのうちに、汗とともに失われています。

ビタミンとミネラルは体内でエネルギーを作る際必要で、そのエネルギー生産の過程で熱を作ります。ミネラルはカラダで生成することはできません。汗をかきやすい夏だからこそ、しっかりとバランスのよい食事をとり、水分補給しミネラルを補給してください。サポート的に、サプリで 接種することもOKです。

4.からだを動かす

暑いベトナムなので、積極的に運動するのは辛い!という方も多いでしょう。ストレッチやラジオ体操、畳1枚でできる運動で十分です。血行を良くすることが重要です。

5.お風呂にゆっくりつかる(半身浴がおすすめ)

38~40度のお湯に、おへそあたりまでつかり20分。じんわり汗が出てくると効果的。気分転換にもなりますので、バスタイムも楽しんでください。

自分のからだのことをよく知ることが、病気にならないからだ作りのポイントです。からだの声を聴き健康チェックをしていってください。健康でいることがベトナムで楽しく生活するコツですから。

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ライター情報

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

1965年生まれ山梨県出身。幼少のころに全身やけどを負い入院。3度の形成手術を行い入院経験から看護師を目指す。日本大学医学部付属看護専門学校卒業後、大学病院、市立病院、法人病院勤務。その後、ジョインハンズコン株式会社を立ち上げ、コンサルタントとして独立。2015年からベトナムホーチミンのHoang Khang Medical Cliniにて日本人窓口の立ち上げと運営、看護師教育、看護大学での講師を行っている。

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