ホーチミン在住日本人看護師コラム~⑭良眠と成長ホルモン

ホーチミン在住日本人看護師コラム~⑭良眠と成長ホルモン

更新日:2016年11月9日 / ライター: Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

夜なかなか眠れない、寝ているのに熟睡感がないなどの、睡眠の悩みを持っている方が多くいらっしゃいます。睡眠は“身体を休めるため”や“脳を癒すため”に必要です。それだけではないのです。良質な睡眠は健康維持にも大きくかかわっているのです。

良質な睡眠をとるために「鍵」となるのが成長ホルモンの分泌なのです。

良眠と成長ホルモン?

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「成長ホルモンは子どもに影響はあるけど、大人は関係ないんじゃないの?」と思いませんでしたか?

実は、成長ホルモンは子どもだけではなく、大人の睡眠や健康維持、ダイエット、お肌などにも大きくかかわってくるのです。

勤労で知られる日本人が忙しい毎日を送る中で、削ってしまいがちなのが“睡眠”。

ですが睡眠には身体へ大切な役割を果たしているため、おろそかかにしてしまうと悪影響を及ぼしてしまうのです。睡眠中は成長ホルモン分泌されていて、その成長ホルモンの分泌が睡眠の鍵となります。

睡眠は、“脳と身体の疲れをとること”や“ストレスを解消する”ことなどの効果はもちろん、“成長ホルモンの分泌”が大きな鍵となってきます。成長ホルモンとは、睡眠中に分泌されるホルモンのこと。“睡眠中”が貴重な時間です。

この成長ホルモンは入眠後の“ノンレム睡眠時”に特に多く分泌されます。

「寝る子は育つ」という言葉を良く聞きますが、子どもの成長期などに睡眠を多くとることで成長ホルモンが分泌されるためこのような言葉が使われているのです。

また、子どもだけではなく成長ホルモンは大人にとっても重要。

古くなった肌やケガの再生・修復はもちろん、脂肪を燃焼する働き(ダイエットにも効果あり)もあります。つまり、質の良い睡眠を多くとることで健康維持や老化防止、肌やけがの再生・修復意外に、病気の予防にも効果的です。

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骨髄では、睡眠時に“白血球”や“赤血球、“リンパ液”などが生産されるため、血行の促進につながります。そのため、身体がもつ病気や病原体へ、抵抗力や免疫力を高める働きがあるのです。とくに睡眠中に分泌されるホルモンは、身体組織の再生・修復を行う働きがあり、傷ついた細胞なども治してくれます。さらに、眠ることで血液を送るポンプである心臓の負担を下げ、休ませることもできます。

よく眠ることで、新しい血液をつくり代謝を促すホルモン分泌をし、心臓も休ませることができるので、さまざまな病気の予防になるということです。

成長ホルモンを分泌させるためには

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睡眠時間よりも『睡眠時間帯』がより重要なのです!1日8時間の睡眠がよいとされる一方で、4時間でも問題ないという研究もあります。睡眠の研究の中でも、共通している物があります。それが、『睡眠を取る時間帯』なのです。

質の高い睡眠は『ゴールデンタイム』にあります!22時~2時までの間を『睡眠のゴールデンタイム』と呼びます。では、なぜこの時間帯がゴールデンタイムとよばれているのでしょうか。

その理由は「成長ホルモン」が活発に分泌される時間帯だからです。今まで成長ホルモンの効果についてお話してきましたが、いかに成長ホルモンを分泌するかが睡眠の質を上げる鍵になります。

そして更に大事なことがあって睡眠中に成長ホルモンが分泌されるのですが寝始めてからだいたい1時間半~3時間くらいが一番分泌されやすい状態なのです。ノンレム睡眠がだいたい90分周期で訪れてくるからなのです。

まとめると、夜中の1~2時の時間帯に睡眠から3時間経っていることが最も成長ホルモンを多く分泌させることが出来る時間帯です。なので、逆算していくと夜の11時に寝ていくのが一番オススメの睡眠時間になってきます。

前回の「体内時計をリセットする」にも書かせていただきましたが、「毎日決まった時間に睡眠を取り、同じ時間に起き、太陽の光を浴び規則正しい生活をする」それと同時に「ゴールデンタイムに睡眠をとり、十分に成長ホルモンを分泌する」と良眠、健康維持、美容やダイエット効果にもつながるのです。

まとめ

11時に寝る!

朝、決まった時間に起きて太陽に光を浴びる!

これだけで体内時計がリセットされ、睡眠中に成長ホルモンが分泌される。

このことによって病気にならないからだ作りができ、仕事や家事も集中してでき、美容やダイエットにも効果がある。良いことだらけですね。

ぜひチャレンジしてみてください。

筆者が勤務するホアンカン医療センターでは医療相談を行っております。無料医療相談から予防接種、血液ガン診断など、日本人看護師が対応いたします。いつでもお気軽にお問い合わせください。

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ライター情報

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

1965年生まれ山梨県出身。幼少のころに全身やけどを負い入院。3度の形成手術を行い入院経験から看護師を目指す。日本大学医学部付属看護専門学校卒業後、大学病院、市立病院、法人病院勤務。その後、ジョインハンズコン株式会社を立ち上げ、コンサルタントとして独立。2015年からベトナムホーチミンのHoang Khang Medical Cliniにて日本人窓口の立ち上げと運営、看護師教育、看護大学での講師を行っている。

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