ホーチミン在住日本人看護師コラム~⑫空気が悪いベトナムで注意すること

ホーチミン在住日本人看護師コラム~⑫空気が悪いベトナムで注意すること

更新日:2016年10月17日 / ライター: Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

ベトナムはバイクの交通量が多く、排気ガスもほこりも想像以上。ベトナムでの生活を行っていると咳や痰が出たり、風邪を引きやすくなった、アレルギー症状が出るようになったなど体調の変化も多く感じる方もいらっしゃると思います。

そこで、空気が悪いベトナムでどのようにしたら呼吸器系統(のど、気管支、肺)を守ることができるのか、アレルギー症状を軽減できるのか、お伝えします。

ベトナムの空気汚染

ベトナムの大気汚染

ベトナムの大気汚染

ベトナムは急速に工業化を進めてきていますが。その一方で、環境に対する規制が不十分で、水質汚染、土壌汚染、悪臭、騒音などの環境問題が深刻化してきています。

どれくらい空気汚染があるか可視化できるのもがあります。
「リアルタイム気質指数ビジュアルマップ」というものです。世界中の空気汚染度がわかります。

空気質指数(くうきしつしすう、英: Air Quality Index (AQI))または大気質指数とは、いくつかの国や地域で採用されている大気汚染の程度を示す指標。環境を担当する行政機関が市民に対して発表するもので、観測値だけではなく予測値も発表される地域がある。(Wikipediaより引用)

ベトナムでは、ハノイとホーチミンの2か所で計測してます。

ある日の指数を例にとってみると、「ハノイ153」「ホーチミン104」でした。下記のデーターで注意点を確認してみると、ハノイ153は赤信号(健康に良くない)、ホーチミン橙104(敏感な人にとっては良くない)となっています(下記参考)。

ベトナムの大気汚染

ベトナムの大気汚染

筆者も定期的に確認していますが、橙、赤の表示が常にされています。
指数ごとに考えられる健康影響は以下のようになっています。

指数と健康影響

指数と健康影響

また、指数ごとに注意すべき事項についても以下のようなものがあります。

指数と注意すべき項目

指数と注意すべき項目

大気汚染に関しては、交通量の増加と産業施設からの排気ガスによる汚染が深刻化しています。主にバイクや車両の排気ガス、工場などの産業施設から有毒物質の放出によるものです。ベトナムでの移動手段は主にバイクのため、状況は悪化しています。

このような状況ですので、元気な人も空気汚染の影響を受け、のどがイガイガしたり、咳が出やすくなったり、喘息を持っている人は悪化したりと症状が出てくるケースも多くあります。クリニックでもアレルギーが出るようになりましたとか、呼吸器系の相談が多くあります。まずは予防ですね。

予防方法

予防の例

予防の例

予防法として、例えばこんなことに気を付けてみましょう。

  1. 外出時のマスク着用は必須です。バイクに乗る方はより頑丈に!
  2. 気管が弱い方は、空気気質指数が高いときは、外出を控えるなどの対策をとってください。
  3. 会社についた時や帰宅時のうがい・手洗いは必須です。のどが痛い場合や風邪をひいている時には、ぬるま湯に塩を小さじ半分入れてうがいをする事で、刺激の原因となるものを粘膜から洗い流し、喉の炎症を緩和させます。また、緑茶や紅茶でうがいをするのも効果的です。
  4. 症状がひどい方や、すぐにのどが痛くなる方は、吸入がお勧めです。のどや鼻には、雑菌などの異物が入ってきても体の外に出す働きが備わっています。しかし、乾燥などでその働きが弱まると、のどや鼻の不快感につながります。吸入器ならを使用することにより、のどや鼻を潤すことで不快感を改善できます。
    ※吸入器はクリニックで取り扱っていますので、必要な方はお声掛けください。
  5. アレルギーがひどい方は、帰宅時に、玄関の外で衣服をはたき、洋服についたほこりなどを落としてから部屋に入ることをお勧めします。
  6. エアコンのフィルターはマメにお掃除してください。汚れた空気がやってきていますので、かなり汚れていると思います。ご自宅のエアコンフィルターの汚れ具合を確認し、お掃除の頻度を決めてください。
  7. 部屋のお掃除もマメに
    窓を開ける方は思っている以上に部屋の中がほこりで汚れています。マメにお掃除をしてください。
  8. 健康でないと気管もやられてしまいます。睡眠をしっかりとり、体を冷やさない工夫や、栄養のバランスを考えた食事をとってください。

大気汚染、すぐに改善するわけではないので、自分自身で注意し対策を立てていくしか今のところないですね。

筆者が勤務するホアンカン医療センターでは医療相談を行っております。無料医療相談から予防接種、血液ガン診断など、日本人看護師が対応いたします。いつでもお気軽にお問い合わせください。

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ライター情報

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

Hoang Khang Medical Clinic看護師 輿石光希

1965年生まれ山梨県出身。幼少のころに全身やけどを負い入院。3度の形成手術を行い入院経験から看護師を目指す。日本大学医学部付属看護専門学校卒業後、大学病院、市立病院、法人病院勤務。その後、ジョインハンズコン株式会社を立ち上げ、コンサルタントとして独立。2015年からベトナムホーチミンのHoang Khang Medical Cliniにて日本人窓口の立ち上げと運営、看護師教育、看護大学での講師を行っている。

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