モクバイ・バベット国境を通る陸路でのベトナム・カンボジア入国&免税ショッピングガイド

モクバイ・バベット国境を通る陸路でのベトナム・カンボジア入国&免税ショッピングガイド

更新日:2014年7月23日 (取材日:2014年7月19日) / ライター: aki

ホーチミンからプノンペン、シェムリアップへのツーリストバスも通るモクバイ国境。ベトナム・カンボジア国境で一番メジャーな国境です。日本人はカンボジアへの入国にはビザが必要ですが、国境で簡単に取得可能です。陸路での国境越えをしたことないからもこの記事を読んで予習していけばきっと大丈夫。

カンボジアのビザ

カンボジアはベトナム人などASEAN国籍に対してはビザ免除プログラムがありますが、日本人に対してはビザ免除を行っていないため日帰りの観光であってもビザの取得が必要になります。カンボジアのビザは大きく分けて以下の2種類があります。

  • ツーリスト(観光)ビザ (20ドル、1ヶ月シングル)
  • ビジネス(業務)ビザ (50ドル、1年間マルチ)

通常の観光であれば観光ビザで十分なのですが、仕事などで何度もカンボジアに入国する場合などは1年マルチタイプのビジネスビザを取得したほうが便利です。2014年7月現在、このどちらのビザもバベット国境で取得可能です。もちろんプノンペン国際空港でも取得可能です。

ベトナム・カンボジア国境ガイド

ベトナムからカンボジアに向かう

ベトナムからカンボジアに向かう時はまずベトナム側で出国手続きを行います。

ベトナム側国境入口

ベトナム側国境入口

ベトナム側モクバイ国境の入口。バスの場合はこの中の建物のところまで行ってくれます。バイクの場合はベトナム側国境施設内は押して歩かないといけないようです。

建物に入るとすぐにパスポートチェックがあります。ここは並んでいても仕方がないので窓口の係員のカウンターにパスポートを積み、呼ばれるのを待ちます。まわりにいる方々は並んでいるのではなく、パスポートを既に渡してあり名前が呼ばれるのを待っているのです。通常の国境とはかなり違うのですが、ここは思い切って前に行き、カウンターにパスポートを置いて待ちましょう。ベトナム人のパスポートを注意深く見ているとお金をいくらか挟んでいる人が多いです。5万ドンほど挟むと手続きが早く終わるようです。

ちなみにバスの場合はこの辺りの手続きはバス会社の人が全員分まとめてやってくれます。

カンボジアへ歩く

カンボジアへ歩く

出国スタンプが押されたらカンボジアへ歩きましょう。バスの場合はバスに乗っての移動です。途中、ベトナム・カンボジア国境の石碑があります。

カンボジア側バベット国境

カンボジア側バベット国境

この建物がカンボジア側の国境。カンボジア国境施設ではビザを持っていない場合はまずビザを取得しましょう。ちなみにカンボジア側の国境ではバイクに乗っても問題ないようです。

VISA申請

VISA申請

VISA Applicationと書かれている建物で申請書をもらい、横の緑のベンチで記入します。ペンは置かれていないので持参するようにしましょう。言えば貸してもらえるかもしれません。

ビザ申請書

ビザ申請書

この申請書の項目を埋めていきます。フライト番号、住所、カンボジア国内の住所は空欄でも問題ありませんでした。ビザのタイプのところを観光ビザ希望の場合はT、業務ビザ希望の場合はEにチェックを付けて提出します。

ビザの料金は観光ビザ20ドル、業務ビザ50ドルですが手数料の5ドルを一緒に取られます。また、写真がない場合は手数料数ドルと言われることもあります。写真がない場合は素直に払いましょう。国境施設で写真撮影はできないので、4×6の写真を事前に持って行くことをおすすめします。(本来は必須のはずなのですが、無くても数ドル払えば問題ありません)

料金はUSドル又はベトナムドンで支払い可能です。先ほどの建物で料金を払えばパスポートにビザを貼ってもらえます。

次はいよいよ入国。メインの建物の他にも、先ほどの通路の奥にも入国審査のブースがあります。担当者がいれば通過できるので、お好きなところに並びましょう。その前に入国カードの記入を。こちらが入国カードです。

入国カード

入国カード

ここも裏面を持参のペンで記入します。バスの場合はバスの人がパスポートを見ながら全て書いてくれます。

書き終わったら入国審査へ。ここはベトナムとは違いきちんと並びます。

パスポートコントロール

パスポートコントロール

ここでは 両手全指の指紋を取られます。指示が書かれておりますので、指示通りに指を載せれば完了。スタンプが押されたら入国完了。

観光案内

観光案内

ちなみに、入国後すぐに観光案内がありますがこのとおり機能しておりません。地図やガイドブックの類はこの国境には何も用意されておりませんのでご注意ください。また、SIMカードの販売も売り子がたまにいるくらいでしっかり販売しているところはありません。必要な場合は入国後の商店などで購入するのがよいでしょう。バスの場合は大型レストランで休憩を取るのでそこで購入可能です。

バイクはノーチェックで通過出来ました。駐輪場からゆっくりカンボジア方面に走って行きましょう。外側の車線を使うよう指示されますので、しっかり従うようにしましょう。

カンボジアからベトナムへ向かう

カンボジアからベトナムに向かう場合は上記の逆となります。

まずカンボジア側で出国審査を行います。ここは通常通り列に並んでパスポートに出国印を押してもらいます。

カンボジアから出国

カンボジアから出国

その後、ベトナム側の国境へ。

ベトナム側の国境は入国の場合も列に並ぶのではなくパスポートをカウンターの上に積んでいきます。カウンターを取り囲んている人々は並んでいるのではなく、パスポートを提出してから呼ばれるのを待っている人々なので前に出てカウンターにパスポートを置かせてもらいましょう。ちなみに、前の方の人に渡すとカウンターに置いてくれます。

ここで注意したいのがベトナムの入国条件。ベトナムで有効なビザを持っている場合は問題ないのですが、ビザ免除での滞在を希望する場合などは空路での出国を証明する書類が必要になります。それらも全てパスポートと挟んで提出するとよいでしょう。入国資格なしと判断されると無言でパスポートは帰ってくるものの入国スタンプが押されていないということもあります。

ちなみに、ここでもベトナム人は皆お金を挟んで提出しています。5万ドンほど挟めば資格の有無にかかわらず入国できてしまうという話もあったりするのですが、不法滞在の場合は出国時の罰金も高価になるので注意しましょう。

ベトナムナンバーのバイクであればノーチェックで入国可能ですが、カンボジアバイクについては情報がありませんが、入国できないという話をよく聞きます。

免税ショッピング

この国境にも免税店があります。ベトナム側施設とカンボジア側施設の間の緩衝地帯に2つのデパートがあります。

カンボジア側免税デパート

カンボジア側免税デパート

カンボジア経営の免税デパート「プレステージ デューティフリー」

免税デパート店内

免税デパート店内

建物はとっても立派なのですが売られている商品は少なめ。スーパーマーケットもあるのでカンボジアのビールや置物など簡単なおみやげは購入できます。

ベトナム側免税デパート

ベトナム側免税デパート

ベトナム経営の免税デパートは閉鎖されていました。

ライター情報

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aki

旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。

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