ベトナム・ホーチミンで働く日本人インタビュー~広告代理店で働くRさん~

ベトナム・ホーチミンで働く日本人インタビュー~広告代理店で働くRさん~

更新日:2015年11月20日 (取材日:2015年9月4日) / ライター: 泊 和哉 - Tomari Kazuya - : JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd.

今回は、某広告代理店グループのベトナムオフィスで営業担当をなさっているRさんにお話を伺いました。台湾での留学生活や前職のグランドスタッフのお話など、盛りだくさんの内容になっています。

本日はよろしくお願いいたします!

では早速ですが・・・

Q.ベトナム歴はどのくらいになるのでしょうか
A.半年ですね。今月で7ヶ月目です。

Q.ベトナム以外の海外経験はありますか
A.ベトナム以外は台湾に1年、北京に半年いました。

Q.いままで滞在した国の中で印象的な国はありますか
A.もちろん台湾ですね。交換留学で行ったのですが、良い経験をたくさんしました。

Q.留学生活で印象に残っていることはありますか
A.やっぱり寮暮らしで、8畳に4人で住んでいたことですかね。自分のスペースは2畳のみで、ベッドも机もすべてベニヤ板みたいなものでできていました。与えられたロッカーもすごく細く、お風呂もトイレも全員共有だった経験は印象に残っています。

Q.なぜ台湾へ留学しようと思ったのですか
A.私の場合は交換留学だったので、学校が派遣してくれる制度があって行きやすかったことと、学生のうちにできることは限られているという気持ちがあったからです。やっぱり交換留学って皆が行けるものではないから、責任感を持って挑戦しました。

大好きな貝とホビロンを食べてるところ

大好きな貝とホビロンを食べてるところ

帰国後にむかえた就活

Q.Rさんは新卒でグランドスタッフになられたと伺ったのですが、なぜグランドスタッフを選ばれたのでしょう
A.正直に言うと、そこしか受からなかったからです。というか、台湾から帰って来たのが2月で、日本では就職活動が既に始まっていました。私は(就活を始めたのが)遅かったので10社も受けてないです。そもそもサービス業には興味はなく、貿易や食品会社を受けていましたがダメで、たまたま友達に誘われて受けたのがグランドスタッフでした。

Q.グランドスタッフとして就職するときの心境はどうでしたか
A.そこしか受からなかったといっても、嫌々就職した訳ではなく思い返してみればやりたいなと思っていた時期もありました。それと日本の就職活動に飽き飽きしていたので、受かったらそこに決めようと思っていましたし、受からなかったらアメリカにでも行こうと思っていました。

Q.グランドスタッフはどのくらいの期間やられていたのですか
A.2年半です。

Q.その2年半で一番辛かったことは何ですか
A.お客様対応ですかね。それがやりがいでもありますが、やはり大変ですね。接客業をやったことのある人なら共感できるかもしれないですが、特に日本人のお客様は求めるサービスがきめ細かいので気を使います。

Q.では当時のやりがいは何だったのですか
A.上司に褒められることなどは、正直気にしていませんでした。それこそお客様にお手紙をいただいたときやお客様にどう認められたかが一番のやりがいでした。

Q.グランドスタッフから現在の会社へ転職しようと思ったきっかけは
A.細かく言うとPR会社を一年挟んでいましたが、接客業だったので自分で何かを創りだすことやB to Bの仕事をやってみたいなと思ったのがきっかけです。

Q.現在の会社での業務内容を教えていただいてもよろしいですか
A.現在は日系企業の営業担当です。お客様と直接やり取りをする大事なポジションです。社内ではお客様側の社員のように様々な情報や要望を把握し、それをきちんと伝える必要があります。多くの部署と関わるので、いわゆるなんでも屋ですね。なんでもやります!

Q.現在の業務で一番大変なことは何ですか
A.ベトナム人とのやりとりですかね(笑)、言葉の壁や文化の壁があるので。伝えた内容で返ってこないときもあります。

Rさんが働くベトナム・ホーチミン市

Rさんが働くベトナム・ホーチミン市

やりたい仕事がベトナムにあったから

Q.ベトナムに来る前のベトナムのイメージは?
A.正直なかったですね。なぜ自分がベトナムに来たのか自分でも未だにわかっていないですし、中国語をやっていたのでもちろん中国には行きたかったですけど、求人情報を見ていて現在の会社が楽しそうだったので「ベトナムもいいかな」という感じで来ました。

Q.実際にベトナムで働いてみてどう感じますか
A.ほかの東南アジアとやっぱり違うなと感じます。中国に少し近いイメージがあります。私がよく聞くのは、他の東南アジアを経験してからベトナムに来る人は戸惑うということですね。ベトナム人は人の顔色を伺うので、立場によって受ける印象は違ってくると思います。

Q.異国の地へ行く際に心に留めている考え方はありますか
A.ありますよ。何かがあったら「いつでも日本に帰ろう」と思っています(笑)。帰れる場所があるというのは大切だと思います。明確な目標や3年はここにいようみたいなノルマは私にはないです。

Q.日本人女性としてベトナムに滞在していて良かったことはありますか
A.ないですね。特にないです、これから探してみます!(笑)

Q.それでもベトナムにいる理由は何ですか
A.いまはここに仕事があって、この仕事がしたいと思うからですね。

Q.ベトナムで働きたいと考えている読者の方へメッセージをお願いします。
A.ベトナムはだいぶ発展してきましたし日本人もすごく増えてきているので、過度に不安に思うことはないということくらいですかね。

ありがとうございました。

インタビューを終えて

明るく楽観的な考え方をお持ちの方でした。「国内でも海外でも自分がやりたい仕事がそこにあるからその土地にいる」と楽しそうにおっしゃっているのを聞き、強い方だなという印象を受けました。私は個人的に航空業界に興味があったので、経験されている方に直接お話を伺うことができて良い機会になりました。「やりたいと思っているならやってみればいいと思う。憧れているなら感動すると思う。」というお言葉はこれからも忘れないと思います。

取材:佐久間仁美(JAC Recruitment Vietnam インターンシップ生)

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ライター情報

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泊 和哉 - Tomari Kazuya - : JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd.

大学卒業後、株式会社ジェイエイシー ジャパンに入社。日本(大阪)3年、シンガポール7年の勤務を経て2013年よりベトナムに。これまでに2000名を超える海外就職希望者との面談実績を持ち、日本人以外では主に製造業界におけるミドル~エグゼクティブ領域を担当し、幅広い国籍のご登録者への転職サポート経験あり。プライベートでは2児の父。シンガポールでの出産立会いと育児経験を持ち、現在も海外子育てをエンジョイ中。

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